医療費用保険とはどのような保険なのか「入院」に強い保険医療費用保険とは、損害保険会社が販売している実損てん補型の保険です。 簡単に説明すると怪我や病気なので日本国内の病院または診療所に入院した時にかかった治療費のうち公的医療保険制度(健康保険、国民健康保険)の下で支払われない部分に対して保険金が支払われる保険です。 保険金の支払い対象としては差額ベッド代、ホームヘルパーの雇入費、親族付添費、入院諸雑費、入院・転院・退院のための交通費、入院中の食事にかかる費用、また高度先進医療を受けるときにかかる費用、入院、転院、退院をするための交通費も含まれます。 医療費用保険の注意点入院に対して、かかったほとんどすべての費用をまかなうことができるので、非常に理想的な保険ですが、その対象となるのは「入院」だけなので注意が必要です。また、公的医療保険制度を補完する保険であるので、最近多くなってきた公的医療保険制度によらない自由診療の場合などには、保険金は支払われません。 さらに生命保険会社が販売する医療保険との違いは、保険料が高い、保険料が5年10年ごとにアップする、終身保険ではなく保障は最高でも80歳まで、という点がありますのでご利用になる際はしっかりとした設計が必要になります。 医療費用保険と医療保険の違い医療費用保険は損害保険会社から出ている医療保険のことです。ですので、医療費用保険は医療保険の一部といえます。対になる保険として、生命保険会社から出ている医療保険は「生命補償保険」と呼ばれることがあります。生命保険会社、損害保険会社、2つの種類の会社から同じような保険が出ており、あまり内容に違いがないと思われがちですが、仕組みについて大きな違いがあります。 まず損害保険会社の医療保険は基本的に「モノの損害」に保険をかけます。ですので、偶然の事故や災害よる損害(死亡、入院)に対して、実損払い(かかった費用全てを保障)の保険金はでますが、病気などで死亡した場合保険金はでません。事故で亡くなる確率の方が病気で亡くなる確率より低いため損害保険の方が保険料は安く設定されています。 生命保険会社の医療保険は「人の命」に保険をかけます。人が亡くなった時に保険金が発生するので、死亡原因に関わらず、事故・災害・病気で入院、死亡した場合一定の保険金を受け取ることができます。損害保険会社より対象とする範囲が広いので保険料は割高です。 これまでは保険の対象となるもの、実損払いの取りきめ、費用などの違いがありましたが、最近では実損払いの機能を備えた生命保険がでるなど、両社の垣根を超える新しい商品もでてきました。保険の種類は年を重ねるごとに増えて行きます。だからこそしっかりと知識のある人に相談し、自分にベストな保険選びをしなくてはいけません。 医療費用保険へのご加入を検討中の方、最適な医療費用保険への見直しをお考えの方は、ぜひ生命保険ドットコムにご相談ください!ファイナンシャルプランナーが一人一人に最適な保険選びをお手伝いいたします。 |