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共済保険の高齢者保障をチェック!
あっという間にゴールデンウィークも終了。
読者の皆さんはどんな休日をお過ごしでしたか? あんまりまとまったお休みにならなかった方も多いと思いますが、今日から通常通り。頭を切り替えて頑張りましょうp(^^)q。
前2回にわたって共済についてお話してきました。前回の最後に高齢者の保障について触れました。今回は今ひとつ不十分といわれる「高齢者向けの保障」がどうなっているのかチェックしてみたいと思います。
率直に言って、共済は掛け金が安いために、保障額が少額です。入院の際に日額1000円では・・・という印象は拭えません。
医療部分は、差額ベット代などを考えると、一日5000円〜10000円は欲しいところですので、民間の保険との組み合わせも必要かな?と思います。
■こくみん共済
『シニア総合タイプ』 月々の掛け金は2,000円
満60歳から満64歳の方が加入できる事故や病気による入院・死亡保障など総合的に対応する保障です。
保障は最高80歳まで継続できますが、満70歳で更新後保障内容が変更になります。
* 実質年掛け金は2001年の実績を元に試算しています。
* 入院給付金の注意点は、□5日目から180日分 ■1日目から180日分 ◇5日目から120日分
保障内容
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共済金額
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満60歳〜満70歳
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満70歳〜満80歳
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入院したとき
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交通事故・不慮の事故
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5日目から最高180日分
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(日額)1,500円
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(日額)1,500円
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病気など
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(日額)1,500円
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−
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身体に障害が残ったとき
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交通事故・不慮の事故
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1級〜14級
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200万円〜4万円
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150万円〜4万円
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病気など
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1級・2級と3級の一部
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100万円
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50万円
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死亡したとき
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交通事故・不慮の事故
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200万円
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150万円
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病気など
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100万円
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50万円
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△14日目から90日分 ▲1日目から90日分
上記のほかに、シニア傷害タイプという、事故による長期入院や要介護状態になった場合の保障に重点を置いたタイプもあります。
■全国生協連
『熟年共済』 月々の掛け金は2,000円
満60歳〜満70歳未満の健康で、実施都道府県内に住んでいるか職場がある人が加入できます。
保障は満80歳まで継続できますが、満70歳で保障内容が変更になります。
コース別
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保障内容(60歳〜70歳)
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保障内容(70歳〜80歳)
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月掛2,000円
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月掛4,000円
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月掛2,000円
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月掛4,000円
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熟年2型
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熟年4型
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熟年2型
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熟年4型
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入院(日額)
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交通事故5日〜184日まで
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1,000円
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2,000円
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1,000円
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2,000円
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不慮の事故5日〜184日まで
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1,000円
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2,000円
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1,000円
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2,000円
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病気5日〜124日まで
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1,000円
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2,000円
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−
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−
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後遺障害
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交通事故
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重度 200万円〜13級 4万円
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重度 400万円〜13級 8万円
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重度 150万円〜13級 4万円
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重度 300万円〜13級 8万円
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不慮の事故
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重度 200万円〜13級 4万円
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重度 400万円〜13級 8万円
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重度 150万円〜13級 4万円
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重度 300万円〜13級 8万円
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病気が原因の重度障害
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100万円
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200万円
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50万円
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100万円
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死亡
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交通事故
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200万円
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400万円
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150万円
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300万円
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不慮の事故
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200万円
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400万円
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150万円
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300万円
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病気
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100万円
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200万円
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50万円
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100万円
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2つの共済を例に挙げてみました。ご覧のようにどちらも保障は80歳まで更新できますが、保障内容が70歳を境に目減りします。
保障が不足だなと思う方は他の保険との組み合わせなど考えて上手に活用していきましょう。