ファイナンシャルプランナーの役立つお話(外貨建て商品ってどういうの? part2) | 保険の相談ならお任せください

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コラム
 

■ 外貨建て商品ってどういうの? part2

 

外貨建て商品のパート2です。今回は金利と為替について、もうちょっと詳しい「損益分岐点」について話をしてみます。

 

外貨建て商品は為替リスクがありますから、せっかく高い利回りで運用しても為替によって円に換えたとき手取りが変わってしまいます。いったいどのくらいまで為替が変動したら利益分がなくなってしまうのか、損益分岐点の計算のしかたを考えてみましょう。

たとえば10年間お金を運用するのに、

 

商品

(1)米ドル

(2)ユーロ

(3)ニュージー ランド
ドル

(4)豪ドル

金利

4%

2%

6%

5%

為替

110円

150円

80円

90円

為替
手数料

往復2円

往復3円

往復5円

往復5円


という条件だったと仮定してみましょう。

1米ドル110円のときに10000ドル投資するとしましょう。まずここに為替手数料(円と外貨を交換する手数料)がかかるのでしたよね。往復2円とすれば、ドルに換えるときは実質1米ドル111円となるので10000ドル投資するのに111万円必要になります。
 10000ドルを固定金利4%で10年運用し、10年後に14800ドルになったと仮定しましょう。 4800ドルもうけがでたわけです。

ただこれを円に換えるときには為替によって手取りが変わってしまいます。この為替がいくらになったらもうけがまるまるなくなってしまうのでしょうか?損益分岐点を出してみましょう。損益分岐点となる為替レートをXとすると、

(A−1)×14,800米ドル≧111万円
A
(損益分岐点)は1米ドル=76円です。

これより円高(=ドル安)となった場合、元本割れすることになります。
同様に計算すると 、(2)は

(150+1.5)×10000ユーロ=151.5万円
10000
ユーロを2%で10年運用すると12190ユーロ(※1)
(A−1.5)×12190ユーロ≧151.5万円
A
(損益分岐点)は1ユーロ=125.28円です。

(3)は

(80+2.5)×10000NZドル=82.5万円
10000NZ
ドルを6%で10年運用すると17908NZドル(※1)
(A−2.5)×17908NZドル≧82.5万円
A
(損益分岐点)は1NZドル=48.57円です。

(4)は

(90+2.5)×10000豪ドル=92.5万円
10000
豪ドルを5%で10年運用すると16289豪ドル(※1)
(A−2.5)×16289豪ドル≧92.5万円
A
(損益分岐点)は1豪ドル=59.29円です。

このように計算していきます。ただこれは一例であって、計算の前提となっている金利や為替によって変わります。 このようにみてみると外貨建て運用のポイントが見えてきます。

上記の計算からわかるように外貨商品はできるだけ為替リスクに耐えられるよう、利息を多くしておくほうがよいわけです。 金利は据置期間によって違ってきます。据置期間が長いほうが金利が高い。据え置き期間が長いほうが利息も多くつく。このように外貨建て商品は据え置き期間が長くても大丈夫な、少しおいておくことのできる余裕資金の運用が望ましいといえます。

(※1)1年複利の場合

 

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