■ 「ねんきん特別便」がやってくる
だんだんと年末ムードが漂ってくる今日この頃。先日も今年1年を代表する文字が発表されましたね。今年の文字は「偽」だそうですが、「食」だけでなく公的年金の記録に関しても、不信がいっぱいの年でした。
こうした年金記録漏れなど年金不信を払拭するために、社会保険庁の「ねんきん特別便」が始まります。(「ねんきん特別便」のスタートにより、今年3月から一部、35歳の人にだけ先行スタートしていた加入記録のお知らせシステムが終了します)
ねんきん特別便は現在、約5000万件といわれる「宙に浮いた年金」について名寄せ作業を行い、名寄せの結果、記録が年金に結びつく可能性のある人に平成20年3月までに「記録がもれている可能性があります」というメッセージつきで届きます。メッセージ付きのねんきん特別便が届いたら、すぐに年金加入履歴、年金加入期間などを確認しましょう。訂正があったら同封の「年金加入記録照会票」に記載漏れになっている事項を記入して手続きをとります。
●「記録がもれている可能性があります」というメッセージ付のねんきん特別便が届いた!
記録に間違いがあったー!! 記録に間違いがなかった・・・
※年金保険加入者は社会保険業務センター宛に返送 ※同封の確認はがきの質問回答に
※年金受給者は社会保険事務所で訂正と年金の再裁定 「訂正がない」を○で囲み返信する。
ちなみに、このねんきん特別便は順次加入者・受給者全員に届きます。
●記載漏れの可能性のない年金受給者は
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平成20年4月、5月にねんきん特別便が届く
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●記載漏れの可能性のない年金保険加入者は
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平成20年6〜10月にねんきん特別便が届く
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「記録漏れの可能性がない加入者あります」のメッセージがついていなくても年金加入履歴などを確認し、疑問が生じれば、社会保険事務所にもれていると思われる年金記録を照会しましょう。
問合せは、ねんきんダイヤル 0570−058−555 まで
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また社会保険庁で把握している住所と現住所が違っていると、そもそも「ねんきん特別便」は届きません。住所変更の届出をしておきましょう。
国民年金加入者
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市町村役場の国民年金窓口へ住所変更の届出
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厚生年金加入者やその配偶者
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勤務先へ住所変更の届出
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年金受給者
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最寄の社会保険事務所へ住所変更の届出
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年金も主体的に自分で管理する意識を持つことが要求されているのですね。