■ ねんきん特別便 旧姓履歴キャンペーン
現在、ねんきん特別便が段階的に送付されています。「えっ?まだもらってないけど・・・」という人もいると思いますが、それもそのはず。対象別に段階的に送付されているのです。平成20年4月からはすべての年金受給者に、6月からはすべての年金保険被保険者に送付される予定です。
いつから
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誰に送られるか
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@平成19年12月中旬から
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誰のものだかわからない年金記録5000万件のうち、社会保険庁が名寄せ作業をした結果、持ち主に結びつく可能性が高い人
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A平成20年4月から5月まで
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その他すべての年金加入者
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B平成20年6月から10月まで
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その他すべての被保険者
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そもそも、ねんきん特別便は誰のものだかわからない5000万件の年金記録の持ち主を探すためにスタートしました。
どうして誰のものだかわからない年金記録があるのかというと、平成9年に、それまで別々に管理されていた国民年金、厚生年金、共済年金の記録が共通した基礎年金番号に一本化されましたが、その過程で持ち主不明の宙にういた年金記録が5000万件あることがわかったのです。
この宙に浮いた年金記録5000万件のうち、結婚などによって苗字が変った際に、変更の届出がされなかったことが原因で年金記録が宙に浮いてしまっていると考えられる記録が500万件にのぼります。平成8年12月以前に旧姓で年金に加入していた人は、以前の旧姓の記録が一人の年金記録として統合されていない可能性がでてきたのです。
そこで社会保険庁では平成20年2月と3月に旧姓履歴の申し出集中キャンペーンをしていました。
「えっ?そんなのやってたの?」という人も多いようです。
今からでも遅くないので心当たりのある人は基礎年金番号通通知書や年金手帳、年金証書等を持参して社会保険事務所に相談してみてください。
(参考:ねんきん特別便 専用ダイヤル 0570−058−555)