ファイナンシャルプランナーの役立つお話(物価上昇…インフレリスクに注意!) | 保険の相談ならお任せください

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コラム
 

■ 物価上昇…インフレリスクに注意!

 

 食料品の値上がり!!!バターやヨーグルト、パンやスパゲティー、カップめん、味噌などが最近値上がりしていますね。日常的な食品の値上げは家計にダイレクトに影響します。

 

さらに、ガソリンです!…暫定税率復活のため、5月1日から1リットル30円程度値上げしたガソリンスタンドが目立ちました。しかし、1ヶ月前に暫定税率分25円下げて、今回30円上がったということは、ガソリンの値段そのものは、実質値上がりしたということになります。これは車に乗る人だけの問題ではありません。原油価格が高騰しているわけですから、製造コストや輸送コストが押し上げられて、多くの商品・サービスの価格に影響するでしょう。今後の物価上昇に備える必要がありそうです。

 

 

 インフレ(=物価が上昇していく状態)は、ただ物の値段が上がるだけでなく、私たちの貯蓄にも大きな影響があります。なぜなら物価が上昇するということは、言い換えればお金の価値が目減りするということだからです。

 

 たとえば、現在100万円の現金をもっていたとします。この100万円で、現在は軽自動車Aが購入できるとします。でも、その100万円を10年間タンス預金しておきました。10年間で物価が2倍に上昇していたとすると…そのタンス預金100万円で軽自動車Aは買えるでしょうか???

“軽自動車A”

 現在 100万円     10年後 200万円

 

“タンス預金”

 現在 100万円     10年後 100万円

 

タンス預金は10年後も100万円です。つまり、10年後、そのタンス預金では軽自動車Aは買えなくなっています。

これがインフレリスクです。タンス預金をしておけばお金の金額は変わりませんが、物価が上昇することにより、その価値が目減りしてしまうこと…つまりマイナスの運用をしたことになるのです。

 

 お金を運用する際には、長期的には、この物価上昇率に負けない運用をするように心がけましょう。定期預金だけでは、現状、物価上昇率を上回ることは難しそうです。となると、積極的な運用、投資することも必要だということです。

過去のデータからは株式での運用がこのインフレには強いと言えます。ただし、現在の経済環境は、物価は上昇しているものの、経済成長、景気拡大を伴うものではなく、一概に株式での投資が有効とも言えない状況です。

 

しかし、何もしなければ大切な貯蓄が目減りしかねないわけですから、分散投資を心がけつつ、長期的には投資していくことも必要だと思います。金融商品もいろいろな種類のものがあります。しっかり内容を確認し、理解できるものから少しずつ資産運用にも取り組んでみましょう。

 

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