■ 住宅エコポイントが延長になりました
平成22年9月10日に閣議決定された「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」によって、住宅エコポイント制度が延長となりました。
これにより、エコ住宅の新築や、介護にも役立つバリアフリーリフォームを含めたエコ住宅へのリフォームに対する住宅エコポイント制度が1年延長され、平成23年12月31日までとなりました。
http://jutaku.eco-points.jp/
さらに優良住宅取得支援制度(フラット35S)の大幅な金利引き下げの延長も決まりました。具体的には、耐震性、省エネルギー性等の性能に優れた優良住宅の取得に対し、当初10年間、フラット35の借入金利から▲1.0%の金利引き下げを行う措置が1年延長され、平成23年12月末までとなります。
http://www5.cao.go.jp/keizai1/2010/0910_taisaku.pdf
ところで、フラット35の金利は5カ月連続最低水準を更新し、平成22年9月は直近1年で最低水準となるほどの低金利となっています。
平成22年9月
返済期間が21年以上
35年以下の場合の金利幅
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最低 年2.06% 〜 最高 年 3.20%
(取扱金融機関が提供する最も多い金利は年 2.31%)
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返済期間が20年以下
の場合の金利幅
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最低 年1.87% 〜 最高 年 3.20%
(取扱金融機関が提供する最も多い金利は年 2.12%)
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長期固定を低金利で活用できるとあれば住宅を購入しようとしている人には朗報ですね。
また住宅については引き続き、各種税制の活用を図るものとされています。
住宅購入を考えていた人の中には、これを機会に具体的に計画し始めようという人も多いのではないでしょうか?
事実、社団法人 住宅生産団体連合会では、会員会社の支店・営業所・展示場等の営業責任者に対して、3ケ月毎に住宅市場の業況感(対前四半期の実績及び見通し)についてアンケート調査を実施していますが、それによると、戸建注文住宅の平成22年4〜6月の受注実績は、1〜3月の実績に比べて総受注棟数も総受注金額も増加し、平成22年7〜9月の見通しではプラスが継続するとされています。
平成22年度第2回住宅業況調査報告(社団法人 住宅生産団体連合会)
住宅購入を考えている人は、好条件により、はやる気持ちもあるでしょう。でも住宅は人生で最も大きな買い物といわれます。自己資金のことやライフプランのことなども考え、じっくり検討していくといいですね。