■ 生命保険を見直すタイミング
生命保険はライフプランにおいて万一のリスクに備えた資金準備です。ライフステージが変わればリスクも変わり、生命保険のニーズも変わります。だから保険は節目節目でニーズに合った保険の見直しが必要なのです。結婚・子どもの誕生などのライフイベントがあるときやライフスタイルが変化したときは生命保険の見直しを検討する必要があります。
●就職したとき
●結婚したとき
●子どもが誕生したとき
●子どもが社会人になったとき
●住宅ローンでマイホームを購入したとき
●退職したとき
●就職したとき
自分自身のライフプランを立て、貯蓄をスタートするとともに、リスク対策として医療保険など公的保険の補てんを準備するのが望ましいといえます。
●結婚したとき
家計を担う大黒柱が死亡したとき、残された家族の経済的負担に備えて保障を準備する必要があります。また、病気・ケガなどによる経済的負担に備えて医療保障も見直しする必要があります。女性は一般的に妊娠すると疾病リスクが高まるといわれているので、妊娠前に加入するのが望ましいといえます。
●子どもが誕生したとき
将来必要となる子どもの生活費や養育費などを考えて、保険を見直す必要が出てきます。
●子どもが社会人になったとき
子どもが社会人になるタイミングで親としての責任が減少するため、生命保険を見直して保障を少なくすることができます。疾病リスクが高まる年齢でもあるので、医療保障の見直しを検討したり、老後資金を準備したりするなどの検討も必要です。
●住宅ローンでマイホームを購入したとき
一般的に、住宅ローンを組むと「団体信用生命保険(団信)」に加入します。団体信用生命保険は、住宅ローンの返済途中で死亡・高度障害になった場合に、保険金でローン残高が相殺されます。そのため住宅ローンを組んでマイホームを購入した場合は死亡保障を減らすことができます。ただ、団体信用生命は病気やケガについては保障されないので、医療保険の見直しをあわせて検討することが望ましいといえます。
●退職したとき
給与・賞与がなくなるだけでなく会社員だったときについていた保障もなくなるので、見直しが必要です。今後入ってくる収入と支払い続ける支出を確認し、相続対策、医療・介護リスクなどを考え、死亡保障や医療保障全般をチェックすることが必要です。
このようなライフイベントがあったとき以外でも、離婚や自営業にキャリアチェンジするなどライフスタイルの変化によって保障を見直すケースが考えられます。また、更新が近くなったので見直したり、保険料が家計の負担になってきたので見直したりというケースも考えられます。生命保険は見直しすることで、その都度ニーズにあった保障を準備していくことができます。見直しをするときにはファイナンシャル・プランナーに相談することをおすすめします。