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コラム
 

■ デパート積立と旅行積立

 

今回はデパート積立と旅行積立についてです。

 

【デパート積立】

お歳暮の時期にもなりましたが、デパートをよく利用する人ならぜひ始めたいのが、デパート積立です。いつも使うデパートの「友の会」で 毎月一定額を積み立てていくというものです。12カ月積み立てると1カ月分のボーナスがつき、商品券やプリペイドカードなどを受け取れます。

 

 例えば、毎月5000円を積み立てると、5000円×12カ月+ボーナス5000円=65000円分の買い物ができます。元本6万円で5000円の利息がつくと置き換えてみれば、いまどきこんなお得な金融商品はありませんよね。

通常のお買いもののほか、お中元、お歳暮などでも利用できます。また買い物の割引特典など、さまざまな優待がついてくるのも魅力です。

普通に金融商品で積立をした中から使うより断然お得です。

 

■ デパート積立のメリット

@ レストランやレジャー施設などの優待割引が受けられるものもある

A 会員だけの招待セールが受けられるものもある

B デパート積立は商品券やプリペイドカードで受け取れる為、上乗せされたボーナス分に税金はかからない

C旅行に行く予定があるなら銀行預金で貯めるより利回りがいい

 

 ■ デパート積立のデメリット

@ 同じデパートでも店舗が異なると利用できない場合がある

B デパートが倒産した場合、積立金は全額戻らない可能性がある

 

【旅行積立】

旅行によく行く人なら、旅行会社や航空会社が取り扱う「旅行積立」もいいでしょう。満期に受取る金額と積立期間をあらかじめ決めたうえで毎月積み立てていき、満期になるとさまざまなサービスがプラスされます。銀行預金に比べて高いサービス額(利息に相当)が上乗せされます。

旅行積立は積立先によってサービスの違いがありますので十分調べたうえで始めたほうがいいでしょう。たとえば航空会社は旅行会社に比べ、サービス額率が高めですが旅行券の販売するツアー商品の行き先が原則、自社便の就航便に限られています。旅行券は航空券のみの購入や系列ホテルでの支払いに使うこともできます。

 

一方、旅行会社はサービス額率は低めですが、国内外の幅広い旅行先に使えます。ただ、事前に旅行券の使える範囲をよく確認することが大切です。

 

■旅行積立のメリット

@上乗せされるサービス額に対して税金はかからないので有利

A旅行に行く予定があるなら銀行預金で貯めるより利回りがいい

 

■旅行積立のデメリット

@コースの変更が難しい

A中途解約した場合、1,000円未満は切り捨てるため、元本割れになることもある

B旅行券には各社有効期限がある

C積み立てた会社が破たんしたら全額戻らないこともある

 

デパート積立は比較的気軽に始められますが、旅行積立は柔軟性に劣るので、旅行プランをたて、中身を確認してから始めたほうがいいですね。ただ旅行積立は一括払いもありますので、旅行の予定があるなら、冬のボーナスの使い道として検討してもいいですね。

 

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