■ 子どもの習い事にかかる費用
幼児期から習い事に通うのが当たり前になりつつある時代。
ミキハウスのハッピー・ノートドットコムのゴーゴーリサーチ(第671回)によれば、半数以上が何らかの習い事をしてします。
いったいどんな習い事が人気で、どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか?
【ニッセイのインターネットアンケート(平成26年5月)「こどもの日・こどもの習い事」について】によると、“子どもが通っている習い事は何ですか?”の回答結果は以下のとおりでした。
順位
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習い事
|
全年代 単位:%
|
|
幼稚園児等
|
小学生
|
中学生
|
1
|
学習塾
|
26.8
|
11.4
|
25.7
|
43.8
|
2
|
水泳
|
23.8
|
25.6
|
31.0
|
8.9
|
3
|
音楽教室
|
18.1
|
16.5
|
20.5
|
15.1
|
4
|
英会話
|
14.3
|
15.8
|
16.5
|
8.9
|
5
|
書道
|
12.9
|
5.0
|
17.8
|
11.6
|
6
|
サッカー・フットサル
|
9.1
|
8.6
|
10.5
|
7.1
|
7
|
体操教室
|
6.7
|
11.4
|
7.3
|
0.9
|
8
|
バレエ・ダンス
|
5.2
|
4.8
|
6.8
|
2.5
|
9
|
野球・ソフトボール
|
4.8
|
1.8
|
5.2
|
6.9
|
10
|
武道
|
4.2
|
2.4
|
5.1
|
4.4
|
何も通っていない
|
21.5
|
34.7
|
14.8
|
20.7
|
全年代でみると、「学習塾」が1位です。子どもの年代が高くなるにつれて「学習塾」が増加しています。中学生になると40%を超えています。
幼稚園・保育園児と小学生では、「水泳」が1位です。
ちなみに、東大家庭教師友の会の本「頭がいい子が育つ習い事」(角川書店)によると、東大生約200人に実施したアンケートで「過去にしていた習い事(学習塾は除外)」の結果は、1位はやはり「水泳」でした。2位が「ピアノ」、3位「英会話」、4位「習字」と続きますが、東大生の「ピアノ」が一般に比べ高いことが特徴的だそうです。幼少期から指を動かすことで頭が良くなるというのは本当のようですね。
では、子ども一人にかかる1ヶ月あたりの習い事費用はいくらでしょうか?
費用
|
幼稚園児等
|
小学生
|
中学生
|
5000円未満
|
29.4
|
18.1
|
17.2
|
5000〜10000円未満
|
34.6
|
30.0
|
20.3
|
10000〜15000円未満
|
21.1
|
24.3
|
16.6
|
15000〜20000円未満
|
7.6
|
10.4
|
11.8
|
20000円以上
|
7.2
|
17.2
|
34.2
|
(%)
子どもの年代が高くなるにつれて「5000円未満」は減少し、「20000円以上」は増加しています。
習い事を始めるとなかなか止めにくいものです。1つだった習い事が2つになり、3つになりと増えていきます。年代に応じて月謝も高くなる傾向もあるので、年代が高くなるにしたがって負担も増えていってしまいます。ある程度ゴールを決めて習い事は始めたほうが良さそうですね。
子どもの教育費は、学校にかかる費用も含めて家計の負担は大きいものです。子どもの成長とともに増えていくものなので、早いうちから計画的に準備し始めるようにしましょう。