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コラム
 

■ 住宅ローンは超低金利!家を建てる?賃貸し続ける?

 

 最近は、日銀のマイナス金利策の影響から、住宅ローンも金利が下がってきています。これから「家を建てよう」とか「買おう」と思っている人にはとてもいい環境となっています。

 

 やはりマイホームを持ちたい!でも、維持費もかかるし、借金を抱えることになるし、トータルで賃貸のほうがいいのでは?と悩む人もいるでしょう。

そこで参考までに費用を比べてみました。

 

●「建てる」場合 

借入金2000万円、500万円贈与をうけて2500万円の物件(建物2000万、土地500万)

年収600万円

金利1.5%の例

 

@ 本来の金額

借入額

2,000万円

返済期間

35

金利

1.5

月返済額

61,236

総返済額

2572万円

A 最初にかかる諸費用

税金・手数料等

2572万円の約7%=180万円

B ずっとかかる諸費用

固定資産税

10万円 35年累計で約300万円

火災保険料

3万円×35年=約100万円

団体信用生命保険料

140万円  (民間ローンの場合は不要)

Cリフォーム

外壁・屋根

200万円

水回り

100万円×2=200万円

D 税金のメリット

住宅ローン減税

175万円

 

@+A+B+C−D

2572万+180万+300万+100+140万+200万円+200万円―175=3500

 

やはり低金利のメリットがあり、35年で2000万円借りても総額は2572万円で済みます。

コストは税金や火災保険料、メンテナンスなど意外と大きな金額となります。

いっぽうで賃貸し続けるとどうでしょう?

 

●「借りる」場合

家賃

60,000

35年累計+更新料1ヶ月分

2520万円+6万円×18回=約2600万円

50年累計+更新料1ヶ月分

3600万円+6万円×18回=約3700万円

 

一応2年に1度更新することも前提にいれてみました。

結果、あんまり違いはないことがわかりました。賃貸のほうがとても得だとか、建てるほうが高額だとかということではないのかもしれません。

そこで、今度はメリットとデメリットを考えてみました。

 

 

建てる

借りる

メリット

老後に住居費の心配がいらない

資産になる

売却や賃貸して現金を生み出すこともできる

ライフスタイルにあわせて間取りなどを変えられる

預金が大きく減らない

負債をかかえない

住み替えしやすい

自分でメンテナンスする必要がない

デメリット

建てるときに預金を減らす。

住宅ローンをかかえることになる

メンテナンスや固定資産税など継続的な維持費がかかる

住み替えしづらい

ご近所づきあいがある

定年後も、家賃や更新料、駐車場代などがかかる

資産にならない

亡くなった後、遺族に住居費がかかる

リフォームしたくてもできない

 

結局はその人、そのご家族の住まい方。どこに価値観をおくか、ですね。

マイホームを持つならいい環境ですので、資金面でも無理なく計画してください。

 

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