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コラム
 

■ 積立NISAと個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)

 20181月から「積立NISA」の導入が検討されています。

「積立NISA」は、現行のNISAに似た制度ですが、長期積立を前提とした非課税口座という点が大きく異なっています。またNISAはいずれ終了予定の制度ですが、積立NISAは恒久化した制度として検討される予定です。

 

 

NISA

積立NISA

非課税期間は?

5年間

20年間

いつまで?

2023年で終了

恒久化

 

現行の NISA 1年あたりの非課税枠は120万円です。NISAの制度発足当初は100万円でしたが2016 年以降は120 万円に拡がりました。非課税で保有できる期間が5年間ですので、累計での非課税枠は

120万円×5 年間=600万円となります。

 

積立NISA1年あたりの非課税枠を40 万円、非課税で保有できる期間を20 年間とするようです。累計での非課税枠は

40 万円×20 年間=800 万円となります。

 

また20171月からは個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)も制度改正により利用しやすくなります。NISA、積立NISAiDeCo(イデコ)について、比較してみました。

 

 

NISA

積立NISA

iDeCo(イデコ)

利用できる人

20歳以上

20歳以上

20歳〜60歳で国民年金保険料を納めている人が基本

上限額

120万円

40万円

144000円〜816000円立場によって上限額が違う

運用益が非課税になる期間

5

20

受給終了まで

投資額に対する税金メリット

なし

掛金が全額所得控除

(小規模企業共済等掛金控除)

途中引き出し

可能

 

60歳まで引き出せない

商品

株式・投資信託など投資性のもの

投資信託に加え、預金や保険もある

受取時の課税

利益を含めて非課税

一時金受取は退職所得(退職所得控除)

年金での受取は雑所得(公的年金等控除)

 

個人型確定拠出年金iDeCo60歳まで中途引き出しきないのに対し、NISAや積立NISAは自由に引き出しができます。

また個人型確定拠出年金iDeCoは掛金が全額所得控除になるので、積立額分、所得が下がり、所得税と住民税が少なくなります。

 

NISAや、積立NISA60歳までのライフイベント用、個人型確定拠出年金iDeCo60歳以降の老後資金の資産形成というように使い分けしてみるとよいのではないでしょうか。

 

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