■ 申酉さわぐ？
2017年がスタートしました。今年はどんな年になるでしょうか？
1月20日にトランプ氏が正式に大統領に就任してから、連日のようにトランプ大統領の今後の政策についてのニュースが流れています。
アメリカの今後の期待度等を反映して、株式市場も動いています。先日、NYダウ平均が2万ドルを超えたニュース速報が流れました。日本の日経平均も19,000円を超え、株式市場は上昇しています。
今年の年始には「申酉騒ぐ」とニュースでよくききました。
「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」と言われます。
「申（さる）年」と「酉（とり）年」は相場が大きく動く年とされています。
たしかに2016年の申年をふりかえると、変動の大きな年でした。
大きなところでは6月に英国の国民投票でEU離脱派が勝利したことを受け、株式市場も混乱し大きく下落しました。
また11月には米国の大統領選でトランプ氏が勝利したことを受け、株式市場は一時大きく下落しましたが、その後は大幅に上昇しました。
2017年はどうなるのでしょうか？
市場の動きは私たちの生活に影響します。株式の動きは一般的に景気に先行して動くと言われています。
また、最近は円安も続いています。円安は輸出企業にはプラスの要因になりますが、輸入企業には輸入コストが高くなりマイナスの要因です。
輸入コストが高いと、原材料コスト高につながり、物価高にもつながります。
預金はマイナス金利政策の影響を受けて、非常に低い金利となっています。0.01％では100万円を預けても100円しか増えないですね。利率より物価の上昇のほうが高くなってしまったら、お金を減らしてしまったことと同じです。
私たちの家計も、情報をキャッチしながら自分で「守る」ことを考えなければならない、といえます。
