■ 地震保険の改定
今年の1月から地震保険で大きく2つの改定がありました。
●地震保険料の改定
2017年1月から地震保険料の改定がありました。保険料の改定率は都道府県や建物の構造により異なります。改定により多くの都道府県で地震保険料が上がりました。
改定後の保険料が適用されるのは2017年1月1日以降に新たに契約期間が始まる地震保険からです。既に地震保険に加入している場合は、現在の契約期間が終わって、自動継続をするときに改定後の保険料が適用されます。
地震保険料(年間)
地震保険金額1,000万円あたり(割引なしの場合)
都道府県
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イ構造
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ロ構造
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保険料
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改定率
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保険料
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改定率
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埼玉県
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15,600円
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+14.7%
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27,900円
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+14.3%
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茨城県
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13,500円
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+14.4%
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27,900円
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+14.3%
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徳島県、高知県
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13,500円
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+14.4%
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31,900円
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+14.3%
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福島県
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7,400円
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+13.8%
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14,900円
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+14.6%
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宮城県、山梨県、香川県、大分県、宮崎県、沖縄県
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9,500円
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+13.1%
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18,400円
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+11.5%
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千葉県、東京都、神奈川県、静岡県
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22,500円
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+11.4%
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36,300円
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+11.3%
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岩手県、秋田県、山形県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、滋賀県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県
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6,800円
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+4.6%
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11,400円
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+7.5%
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愛媛県
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12,000円
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+1.7%
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23,800円
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-2.5%
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大阪府
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13,200円
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-2.9%
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23,800円
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-2.5%
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北海道、青森県、新潟県、岐阜県、京都府、兵庫県、奈良県
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8,100円
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-3.6%
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15,300円
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-7.3%
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愛知県、三重県、和歌山県
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17,100円
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-15.3%
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28,900円
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-11.3%
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イ構造とは耐火建築物、準耐火建築物、省令準耐火建築物等、主に鉄骨・コンクリート造等のことです。ロ構造とはイ構造以外の建物、主に木造の建物等のことです。
一部に保険料が下がった地域もありますが、大部分の地域は保険料が引き上げられました。
●損害区分の改定
損害保険では契約した保険金額を上限として、損害の程度により支払われる保険金が異なります。従来の地震保険では、損害の程度は「全損」「半損」「一部損」のいずれに該当するかという3区分でした。2017年1月1日以降は「半損」が「大半損」と「小半損」に分割されて4区分になっています。
従来の半損は、主要構造部でみると損害額が時価の20%以上50%未満で保険金が50%支払われるものでした。小半損になると、損害額が時価の20%以上40%未満の場合で保険金が30%しか支払われなくなります。大半損になると損害額が時価の40%以上50%未満の場合で保険金が60%支払われるようになります。 このように半損(50%支払)が、小半損(30%支払)と大半損(60%支払)に細分化されています。
このような改定の背景には、地震リスクの高まりがあるようです。
大半の地域では地震保険料が値上げになり、家計にとっては厳しいですが、地震リスクに対してしっかり保険で守っていくことも大切です。この機会に家庭の保険を全部見直してみてはいかがでしょうか?無駄を省いて、必要なところにしっかり補償をつけておきましょう。