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コラム
 

■ 新エコカー減税に注目

エコカー減税は平成293月〜4月以降、新エコカー減税となり、適用対象車が少なくなります。

 

5月は自動車税の納税時期。自動車の維持コストは意外と大きいものです。

 

燃費の良い車の税金を軽くしてくれるのがエコカー減税。特にハイブリッド車などにしなくても新車を購入すると約9割がこのエコカー減税の対象でした。エコカー減税の適用は平成293月末〜4月末以降は新ルールに改定された「新エコカー減税」となります。新エコカー減税の対象車は新車の8割と少なくなります。平成30年度には7割と徐々に対象車が少なくなっていく予定です。

 

そもそも、自動車に関わる税金は。大きく分けて3種類あります。

1. 購入時にかかる「自動車取得税」

2. 購入時と車検時にかかる「自動車重量税」

3. 毎年かかる「自動車税」「軽自動車税」

 

1. 購入時にかかる「自動車取得税」

自動車の取得価格を基準に課せられ、自動車を取得したときに都道府県に支払う税金です。自家用自動車の自動車取得税は、取得価格の3%、営業用自動車・軽自動車は2%となっています。平成3110月に消費税率が10%にアップすると、二重課税の観点から廃止の方向性となっています。ただし、環境性能割という新たな税制が創設される見込みです。

 

2. 購入時と車検時にかかる「自動車重量税」

購入時と車検時に、自動車の重さに比例して課される国税です。自動車重量税は1年ごとにかかるものですが、新規登録あるいは車検時に、車検証の有効期間にあわせてまとめて支払います。つまり、新車購入時に3年分、1回目の車検時2年分納めます。自家用乗用車は車両の重さごとに税額が変わります。軽自動車は車両の重さにかかわらず税額は定額です。

 

3. 毎年かかる「自動車税」「軽自動車税」

自動車税、軽自動車税は、毎年41日時点における所有者に全額課されます。

自動車税は用途や総排気量により税額が決まりますが、軽自動車税は定額です。

 

エコカー減税とは、環境性能に優れたクルマに対するして税金が軽減される優遇措置のことです。エコカー減税には自動車取得税、自動車重量税の減税があります。

 

1 自動車取得税の減税

 燃費基準により「20%減税」「40%減税」「60%減税」「非課税」の4段階となっています。

 

2 自動車重量税の減税

 燃費基準により「25%減税」「50%減税」「75%減税」「100%減税(免税)」の4段階となっています。なお、新車購入時に免税を受けた車両については、初回車検時も免税となります

 

3 自動車税・軽自動車税の減税

また燃費基準により自動車グリーン税制が適用され、翌年度の「自動車税」「軽自動車税」も減税されます。自動車税は概ね50%〜75% の減税です。軽自動車税は概ね25%〜75%の減税となります。

 

ところが平成294月〜5月から適用対象となる燃費基準が見直され、減税率も変わります。

 

これは新車だけへの影響をだけで与えるものではありません。エコカー減税対象車として購入して現在使用している乗用車にも車検時の自動車重量税に影響を与えます。

つまり自動車の維持費がUPすることにつながります。マイカーは維持費がかかる財産。家計管理もしっかりしましょう。

 

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