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コラム
 

■ つみたてNISAがスタート

 

20181月からつみたてNISAがスタートしました。つみたてNISAとは、少額から投資信託で積立て、その運用益が非課税になる制度です。

 

 「貯蓄から資産形成へ」・・・これは国が掲げたスローガンですが、私たちが安定的に資産形成できるような環境が整備されてきています。

 

つみたてNISAは日本に住んでいる20歳以上の方であればだれでも利用できる制度です。ただ、一般NISAとの併用ができないので、すでに一般NISAを利用している人は、つみたてNISAとどちらか一方の選択となります。 

 

つみたてNISAは、毎年40万円を上限として投資信託を定期購入していくしくみです。一般NISAでは一括購入もできますが、つみたてNISAは定期購入しかできません。積立のように定期購入で、時間分散の効果を得てリスクを下げながら資産形成していくしくみです。

 

 非課税とは、その年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と売却して得た利益(譲渡益)が、購入した年から20年間、課税されないということです。一般NISA5年間ですが、つみたてNISAは長期運用に向いた制度となっています。

 

つみたてNISA2037年までの制度とされています。投資信託の購入を行うことができるのは2037年までです。2037年中に購入した投資信託についても20年間(2056年まで)非課税となります。

40万円×20年ですから最大800万円まで活用できます。

 

つみたてNISA20年の間に途中引き出しができますので、教育資金づくりにも活用できます。

また途中引き出しできないiDeCoと併せて活用するメリットもあります。iDeCoに優先してつみたてNISAを選んだほうがいい人もいます。

iDeCoは所得のない人にはもともと運用益非課税メリットしかなく、手数料負担もあるので、所得のない人はつみたてNISAを活用するといいでしょう。

またiDeCo 50歳以上の方には運用期間が短く、受給年齢が引きあがり、受給年齢到達までの口座管理料負担もかかることを考えると、50歳以上の方はつみたてNISAを優先するといいでしょう。

 

一般NISAの投資商品には株式や株式投資信託などがありますが、つみたてNISAは投資信託だけです。そして手数料が低水準であることや、頻繁に分配金が支払われないなど、効率的に資産形成できるような投資信託に限定されています。

 

ただ、金融機関によって取り扱っている投資信託が違います。また最低積立額も金融機関により異なります。最低100円や最低1,000円などのところもあります。

 

まずは金融機関を選んでからスタートしましょう。

 

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