■ 認知症保険のポイント
最近、たくさんの生命保険会社から認知症の保険が登場しています。今回は認知症保険を比較する際のポイントを見てみましょう。
【ポイント1 主契約】
認知症保険といっても認知症保険という保険に契約するのではなく、医療保険などの主契約に特約として認知症特約を付けるのが一般的です。
まずは主契約がなにか確認しましょう。なかには既往症があっても入りやすい限定告知型の主契約に認知症特約がつけられるものもあります。
加入年齢も何歳までかを確認しましょう。
【ポイント2 給付要件】
保険会社によってどの程度の認知症から給付要件になるのかが異なります。
●認知症と診断されたら支給される
●認知症で要介護1や要介護2以上を満たせば支給される
●認知症で日常生活自立度がV以上であれば支給される など
ちなみに日常生活自立度とは以下のように基準が定められています。
【ポイント3 MCIの支給】
MCI(軽度認知障害)でも支給されるかどうかも確認しましょう。
MCIの段階では適切なケアを行うことで症状が回復したり、認知症の発症を遅らせることができる場合があります。
つまり、認知症保険は支給事由の重さによって、「認知症になってからの経済的負担を軽減するためのもの」か「軽度な段階で認知症を回復させるための経済的備え」なのか意味が違ってきます。
加入を検討する前に上記の点をよく確認して比較してみるといいですね。