■ マイカーの世帯当たり普及台数
マイカーを持たない世帯が増えていると言われています。
一般財団法人自動車検査登録情報協会(平成31年3月)調べによると、自家用乗用車の世帯当たり普及台数は1.052台でした。
【自家用乗用車の世帯当たり普及台数の推移】
年月
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世帯当たり普及台数(台)
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平成25年3月末
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1.083
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平成26年3月末
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1.069
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平成27年3月末
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1.069
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平成28年3月末
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1.064
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平成29年3月末
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1.062
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平成30年3月末
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1.058
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平成31年3月末
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1.052
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世帯当たり普及台数は、平成8年に1.000台となり、1世帯1台の普及台数となりました。その後も伸び続け、過去最高の普及台数は、平成18年の1.112台でした。近年は、伸び率の鈍化により、世帯当たりの普及台数はやや減少傾向にあります。
都道府県別に見てみると、普及台数の多い県は以下のおとりです。
【都道府県別の普及台数上位12県】
1位
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福井
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1.736
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7位
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長野
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1.579
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2位
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富山
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1.681
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8位
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岐阜
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1.578
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3位
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山形
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1.671
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9位
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福島
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1.558
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4位
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群馬
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1.625
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10位
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新潟
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1.546
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5位
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栃木
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1.603
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11位
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山梨
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1.543
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6位
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茨城
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1.587
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12位
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佐賀
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1.515
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反対に、普及台数が少なく、1台に満たない県は以下のおとりです。
都道府県名
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東京
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大阪
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神奈川
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京都
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兵庫
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埼玉
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千葉
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世帯当たり普及台数
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0.432
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0.645
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0.705
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0.820
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0.909
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0.970
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0.972
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公共交通機関が便利な地域では、それ以外の地域よりもマイカーを持たない世帯が多いようです。特に、東京では、新築マンションの駐車場設置率も下がっており、マイカーを所有せず、レンタカーやカーシェアリングなどを利用する世帯も増えているようです。
マイカーを所有すると、税金や車検代、駐車場代、ガソリン代、保険代、オイル交換などのメンテナンス費、タイヤなどの消耗品代など、いろいろなコストがかかります。マイカーが生活にどの程度必要なのかを考えて、所有するかどうかもしっかり考えて、家計にやさしい選択をするようにしましょう。