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コラム
 

■ 家計の健康チェック

 

 2020年、今年はいよいよ東京オリンピックですね。

 せっかくですからオリンピック観戦もしたいところ。チケットは当選したら購入したいですが、家族全員分を購入すると結構高額になりますね。他にも交通費や、遠方の方は宿泊費も必要で、今年の夏は出費が増えそうという方もいらっしゃるのではと思います。

 

 そんな年初めに、家計の健康チェックをしてみてはいかがでしょうか?

会社の決算報告ではバランシート(貸借対照表)というものを使います。資産がいくらで、負債がいくらで、その差額である純資産がいくらかということを表にまとめたもので、会社の財務が健全であるかどうか判断できる重要な資料の一つです。

 家計の場合も同様に、バランシートを作ってみると、現状、家計が健全かどうか確認できます。数年に一度でもいいので、作ってみることをお勧めします。家計のバランシートは以下のようにまとめてみましょう。

 

プラスの資産

マイナスの資産

流動資産

預金や株式、投資信託、保険などの金融資産の残高・評価額

負債(借金)

住宅ローン、自動車ローン、カードローンなどの残高

固定資産

不動産(自宅など)、自動車、美術品などの現在価値(相場額)

純資産

プラスの資産合計−マイナスの資産合計

 

 このようにバランスシートを作ることによって、わが家にはプラスの資産がどれだけあって、マイナスの資産(負債)がどれだけあるか、そのバランスが見えてきます。ポイントは純資産です。この純資産がプラスで、その金額が大きければそれだけ余裕がある家計といえます。反対に、純資産がマイナスということは債務超過の状態です。つまり、家計は不健全な状態だということですから、問題点を抽出し、改善策を講じる必要があります。

 

 まずはこのバランシートで現状を把握し、将来にわたって純資産がどうなっていくのかも見通しも立てておきましょう。純資産を増やすために、もしかしたら流動資産の内容を見直したほうが良いかもしれませんし、固定資産の中に今売却したほうが良いものがあるかもしれませんね。

 

バランシートを作って、家計の全体像を確認し、お金のことについて家族で話し合ってみるきっかけにしてみるのもいいと思います。

 

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