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コラム
 

■ 厚生年金保険料の計算

 

会社員の皆さんはご自身の厚生年金保険料をご存じでしょうか?給与明細をみて、厚生年金保険料が高く感じることはありませんか?どのように算出しているか、一度しっかり確認しておきましょう。

 

厚生年金保険料は、標準報酬月額に保険料率をかけて算出されます。保険料率は18.3%です。

標準報酬月額×18.3%=厚生年金保険料

その算出された保険料の半分を会社が負担し、残りの半分を従業員が自分で負担しています。

 

 また、厚生年金は、毎月の給与だけでなく、ボーナス(賞与)にも保険料がかかります。毎月の給与からは標準報酬月額をもとに、ボーナスからは標準賞与額をもとに、保険料率をかけて算出した保険料のうち、従業員負担分が天引きされます。

標準報酬月額

原則、毎年46月の報酬を平均し、報酬月額を算出し、その報酬月額を標準報酬の等級表(1等級〜32等級まである。下記表を参照。)に照らし決定する(定時決定)。その標準報酬月額が、その年の9月から翌年8月までの1年間使われる。

なお、報酬には、通常の給与や残業代に加え、各種手当、現物支給の通勤定期券なども含まれる。

例えば、報酬月額が311000円の人と329000円の人がいたら、どちらも、標準報酬月額は20等級で32万円となる。この標準報酬月額32万円に18.3%かけた額が厚生年金保険料となり、どちらも同じ保険料を負担することになる。

標準賞与額

賞与の場合は、そのとき支給された賞与額から標準額を算定する。ただし、1000円未満の端数は切り捨てる。そして、1回の賞与の支給に対して150万円を上限とする。

例えば、夏のボーナスが505500円だったら、505000円が標準賞与額となり、これに18.3%かけた額が厚生年金保険料となる。

このように、厚生年金保険料は、上限はありますが、報酬が高い人ほど負担も大きくなる仕組みです。そのため、将来受け取る年金額も、この標準報酬をもとに算出されるので、保険料が高かった人ほど、多くなります。

 なお、法改正により、20209月分(10月納付分)から、標準報酬月額の上限が65万円(32等級)となり、厚生年金保険料は以下の通りとなります。

等級

標準報酬月額

報酬月額

      以上  〜  未満

保険料(全額)18.3

保険料(折半額)

9.15

1

88,000

93,000

16,104

8,052

2

98,000

93,000円〜101,000

17,934

8,967

3

104,000

101,000円〜107,000

19,032

9,516

4

110,000

107,000円〜114,000

20,130

10,065

5

118,000

114,000円〜122,000

21,594

10,797

6

126,000

122,000円〜130,000

23,058

11,529

7

134,000

130,000円〜138,000

24,522

12,261

8

142,000

138,000円〜146,000

25,986

12,993

9

150,000

146,000円〜155,000

27,450

13,725

10

160,000

155,000円〜165,000

29,280

14,640

11

170,000

165,000円〜175,000

31,110

15,555

12

180,000

175,000円〜185,000

32,940

16,470

13

190,000

185,000円〜195,000

34,770

17,385

14

200,000

195,000円〜210,000

36,600

18,300

15

220,000

210,000円〜230,000

40,260

20,130

16

240,000

230,000円〜250,000

43,920

21,960

17

260,000

250,000円〜270,000

47,580

23,790

18

280,000

270,000円〜290,000

51,240

25,620

19

300,000

290,000円〜310,000

54,900

27,450

20

320,000

310,000円〜330,000

58,560

29,280

21

340,000

330,000円〜350,000

62,220

31,110

22

360,000

350,000円〜370,000

65,880

32,940

23

380,000

370,000円〜395,000

69,540

34,770

24

410,000

395,000円〜425,000

75,030

37,515

25

440,000

425,000円〜455,000

80,520

40,260

26

470,000

455,000円〜485,000

86,010

43,005

27

500,000

485,000円〜515,000

91,500

45,750

28

530,000

515,000円〜545,000

96,990

48,495

29

560,000

545,000円〜575,000

102,480

51,240

30

590,000

575,000円〜605,000

107,970

53,985

31

620,000

605,000円〜635,000

113,460

56,730

32

650,000

635,000円〜

118,950

59,475

 

 

厚生年金保険料の算出方法はご理解いただけましたでしょうか?

厚生年金に加入していることで、老後の年金だけでなく、ケガなどで一定の障害状態になった場合の障害年金、死亡した場合の遺族年金と、不測の事態に備える役割もあることを考えると、高いと感じていた保険料も納得できるかもしれませんね。

 

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