■ 寄付をしてみよう!
日本人はあまり寄付をしないと言われることがあります。寄付白書(2017年)によると、日本の2016年の個人寄付総額は7756億円で、アメリカの40分の1程度ですから、そう言われるのも納得です。
寄付をするのは、【お金持ち】だからというイメージがあるかもしれませんが、実はもっと身近なものです。寄付といってもいろいろありますし、寄付の仕方にもいくつかあります。日本赤十字社や日本ユニセフ協会などの支援団体への寄付が一般的ですが、ふるさと納税も自治体への寄付ですし、募金箱に小銭を入れるのも寄付です。最近注目されているクラウドファンディングによる寄付もあります。
支援団体への寄付には毎月少額ずつ寄付をする方法もあります。毎月の給料から寄付をしてみてはいかがでしょうか?どんなことに支援したいのか、ご自身の気持ちにあったところに寄付の申し込みをしましょう。
たとえば、日本の子供たちに支援するなら、「認定NPO法人カタリバ」があります。毎月1000円から寄付ができます。世界の子供たちに支援したいなら、「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」があり、毎月1500円から寄付できます。他にもいろいろな団体がありますので探してみてください。信頼できる支援団体かどうかを見極めるには、ホームページ上で会計情報を確認し、直接的な支援にどのくらいの割合の寄付金が充てられていのかチェックしたり、公益法人や認定NPO法人など公的な審査を受けている団体か確認しましょう。活動報告の内容や実際の活動している人が実名を公表していることなどもポイントになります。
【毎月少額ずつ寄付ができる団体例】
公益社団法人日本ユニセフ協会
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日本を含む世界の子どもたちへの支援
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CARRY HOPE FOR EVERY CHILD | ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム|日本ユニセフ協会
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日本赤十字社
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災害・病気などで苦しむ人を救うためあらゆる支援
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日本赤十字社
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認定NPO法人カタリバ
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日本の子どもたちの支援
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日本にも勉強する機会を奪われた子どもたちがいます
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セーブ・ザ・チルドレン
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日本を含む世界の子どもたちへの支援
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セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン - 子ども支援専門の国際NGO団体
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認定NPO法人テラ・ルネッサンス
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ウガンダの元子ども兵への支援
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誘拐され、戦場に立たされた子ども兵を助けてください!寄付で応援|認定NPO法人テラ・ルネッサンス)
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認定NPO法人かものはしプロジェクト
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子どもが売られない世界をつくる支援
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子どもが売られない世界をつくる|認定NPO法人かものはしプロジェクト
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公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
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世界の女の子の支援
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遠い国の女の子の親になる|国際NGOプラン・インターナショナル
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寄付はクレジットカードや口座振替などでできますので、申込時に手続きすれば自動的に寄付ができる仕組みになっています。
また、税制面では、寄付金控除が受けられる場合があります。一定の寄附金(控除対象となる寄付)を支払った場合、以下の金額を所得から控除することができます。
次のいずれか低い金額−2,000円=寄附金控除額
㋑その年に支出した特定寄附金の額の合計額 ㋺その年の総所得金額等の40%相当額
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たとえば、毎月1000円ずつ1年間寄付した場合、12000円−2000円=10000円で、1万円が寄附金控除の金額です。寄附金控除は年末調整できないので、確定申告書に受領証(領収書)を添付して申告します。
寄付は少額から始められ、未来への投資ともいえるので、ぜひ検討してみてください。