「生活設計」って何?
「自分の人生を自分らしく生きるための生活設計」という考え方
今日、生活のあらゆる局面において多様な選択肢の中から個人が主体的に選択することが重視される時代を迎えています。生活設計を立てるうえでは、夢や目標の実現に向けて自分らしいライフデザインを描くとともに、それぞれの生活課題にどう取り組むか、何を優先課題とするのか、などについて自分自身の判断で決めることが重要でありましょう。職業選択、結婚、出産、マイホーム、生きがいづくり、等々を人生の中でどのように位置づけるか、人それぞれの主体的な選択が求められます。
大切なことは、自分の立てた生活設計に基づいて、自分らしい生き方をいかに実現していくか、ということではないかと思います。
ポイントその(1)おカネ以外の生活資源も視野に入れる。
おカネは自分の目標を実現するために欠かせないものです。しかし、生活を営むうえで必要なのはおカネだけではありません。自分の能力、家族、友人、知人、健康、生きがいなどの生活資源をいかに形成し活用していくか、ということも重要な要素です。そのための具体的な計画を立てることも、今日の生活設計の大きな課題といえましょう。
ポイントその(2)すべての世代が対象となる。
生活設計を考える上で忘れてならないことは、「特定の世代だけを対象にしたものではない」ということです。自分の生き方や生活課題を自分で決め、よりよい生活を求めながら、一方でリスクへの対応を考えるのは、決して容易なことではありません。しかし、若い世代から高齢期を迎えた方まですべての世代にとって大切なことだと思います。
ポイントその(3)一定期間ごとに生活設計の見直しを行う。
生活設計は一度立てたらそれでよいというものではありません。生活環境や家族構成、収入状態の変化などに応じて、見直しが必要となります。できれば1年の節目の折(お正月、誕生日など)に、定期的に生活設計のチェックを行うことをおすすめします。
これらの項目を常に念頭において、あなたらしく新しい生活設計の実現を目指してみてはいかがでしょうか。
※生命保険文化センターでは、自分らしい生活設計をたてるためのガイドブックとして「新・ライフプラン ガイドブック」を発行しています。ぜひご利用ください。