転職後の収入状況について知りたい
前職より年収が10%以上減少した転職者が41.9%
リクルート「ワーキングパーソン2006」によると、転職後1年目の年収は、雇用形態や性別などによって異なりますが、全体の平均では240.2万円になっています。雇用形態別にみると正社員の平均年収が352.5万円で最も高くなっています。非正社員のなかでは契約社員・嘱託の平均年収が267.8万円で最も高水準になっていますが、女性のパートの平均年収は98.2万円と100万円に満たない低水準となっています。
前職よりも年収が10%以上増加した転職者は全体で34.2%で、正社員の割合が比較的高くなっています。一方、前職よりも年収が10%以上減少した転職者は全体で41.9%と、増加した転職者よりも多くなっており、その割合はパートや業務委託で多くなっています。
転職先を見つけた情報源は「家族や友人・知人・縁故」がトップ
転職で現在の会社(仕事)を探す際に、情報源として最も影響力の大きかったものを聞いたところ、男女ともに「家族や友人・知人・縁故」が最も多く、3割を占めています。性別・学歴別にみると、男女とも大学卒で「インターネットの転職情報サイト」の利用が高い一方、男性の高校卒や専修各種学校卒では「ハローワーク」の利用が高くなっています。また、女性では各学歴で「折り込みチラシ」の利用が高くなっています。
■ 現在の会社(仕事)への入職経路
注:調査の対象は直近2年以内転職経験者。
<「ワーキングパーソン2006」(リクルート発行)調べ>