大学生にかかる教育費や生活費はどれくらい?
私立大の学費は、国公立大の2倍弱
子供の教育費で、最も負担がかかるのが大学に進学した際の学費です。独立行政法人 日本学生支援機構が実施した「平成18年度学生生活調査」によると、平均的な費用の内訳については、授業料に通学費などを加えた学費が、自宅通いの場合、国立で約70万円、公立で約72万円、私立で約132万円となっています。これに生活費の35〜40万円を加えると、合計金額は国立大学で約105万円、公立大学で約106万円、私立大学では約172万円となります。
私立大学は学部により授業料に開き
国立、公立においては学部による授業料の差がありませんが、私立は、おおむね高額順に医歯系・理科系・文科系となっています。文科系の平均額は約72万円、理科系の平均額は約101万円でその差は約30万円になります。さらに医歯系の平均額は約302万円と、理科系の約3倍になります。
■ 私立大学の学部による初年度授業料の比較(平成18年度)
(単位:円)
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文科系
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文・教育
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743,530
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医歯系
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医
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2,695,883
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神・仏教
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854,780
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歯
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3,447,554
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社会福祉
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742,552
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平均
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3,019,852
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法・商・経
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706,156
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その他
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家政
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745,216
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平均
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722,069
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芸術
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1,105,209
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理科系
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理・工
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959,527
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体育
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745,879
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薬
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1,464,092
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保健
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990,822
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農・獣医
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893,453
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平均
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919,253
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平均
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1,012,251
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<東京私大教連「私立大学新入生の家計負担調査」/平成20年>
下宿する私立大生の生活費は4年間で1千万円
大学によっては自宅からの通学が不可能なため、学生寮や下宿代などの費用も発生します。下宿や間借した場合、学費は国立で約64万円、公立で約63万円、私立で約135万円と自宅通いの場合と通学費に僅かな違いがあるだけですが、生活費に112万円近くかかるため、合計金額は国立で約177万円、公立で約164万円、私立では約247万円となっています。つまり、私立の大学に進学し下宿や間借をする場合は、4年間で約1,000万円の費用がかかることになります。
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