年代によって、支出の特徴はどのように違う?
30歳未満で多い住居費
世帯主の年齢が若い世帯ほど、住居費への支出が多くなる傾向があります。支出の内訳をみると、30歳未満の世帯では、家賃地代への支出が住居費の97.0%を占めますが、50歳代の世帯になると、設備修繕・維持への支出が約半分となり、60歳以上ではその割合はさらに大きくなります。
なお、持家率は30歳未満の世帯が30.1%と最も低くなっていますが、世帯主の年齢が上がるにつれ高くなっています。
■ 世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間住居費及び持家率(2人以上の世帯)(平成19年)
<総務省「家計簿から見たファミリーライフ」/平成20年7月>
40・50歳代で多い教育関係費
子どもの成長とともに、教育に関する支出が多くなるのが一般的です。特に、世帯主が40・50歳代の世帯では、子どもが高校・大学に在学することが多く、教育に関する支出が多くなります。40歳代の世帯では、授業料や教材などへの支出が最も多くなっており、50歳代の世帯では、仕送り金が43.6%を占めています。
■ 世帯主の年齢階級別1世帯あたり年間教育関係費(2人以上の世帯)(平成19年)
<総務省「家計簿から見たファミリーライフ」/平成20年7月>
60歳代で多い旅行関連費
旅行関連費への消費支出に占める割合は、世帯主が60歳代の世帯が最も高く次いで70歳以上となっています。宿泊料、国内・海外パック旅行費を見ても、すべての支出について60歳代の世帯が最も多くなっています。
■ 世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間旅行関連費(2人以上の世帯)(平成19年)
<総務省「家計簿から見たファミリーライフ」/平成20年7月>