介護をする人が介護にかける時間はどれくらい?
要介護度が高くなるほど、介護時間も増える
介護には、主に「在宅」で介護する方法と「施設」で介護する方法の2つがあります。特に在宅で介護をする場合、施設で介護するよりも家族の負担はかなり重くなるといえます。
では、自宅で介護をする場合、実際に介護にかかる時間はどのくらいなのでしょうか。在宅で介護をする人の介護時間をみると、1位「必要なときに手をかす程度」、2位「ほとんど終日」、3位「2〜3時間程度」の順となっています。しかし要介護度が高くなるにつれ、「ほとんど終日」「半日程度」の割合が高くなり、介護度が最も重い「要介護5」の場合は「ほとんど終日」が52.7%となり、介護する人の肉体的な負担はかなり重くなっています。
■ 要介護者等の要介護度別にみた同居している主な介護者の介護時間別構成割合
(注)
1)「総数」には要介護度不詳を含む。
<厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」/平成19年>