万一の恐れは、どれくらいの割合である?
35歳の死亡率は、千人につき男性が0.91人、女性は0.49人
万一の場合と言われますが、具体的に人が「死亡」する割合はどれくらいあるのでしょうか。その指標となるのが「死亡率」です。死亡率というのは、多数の人々のうち、ある一定期間に死亡する人数の割合です。通常、死亡者の割合は年齢とともに上昇していきます。
厚生労働省の「平成19年簡易生命表」によると、35歳の男性の死亡率は、1,000人あたり0.91人。これは、1,000人の35歳男性がいれば、1年後に生存している数が999人いることを意味しています。同じ35歳でも女性の場合は1,000人あたり0.49人と、男性の約半数であることがわかります。20歳から80歳くらいまでの死亡率は女性が男性の約半分となっていて、女性の方が万一の場合が起こる可能性が低いことを表しています。
平均寿命は、男性が79.19歳、女性が85.99歳
「平均余命」とは、ある年齢の人々が平均してあと何年生きられるのか、その年数のことをいいます。また「平均寿命」とは0歳の人の平均余命のことをいいます。平成19年のデータによると、日本人の平均寿命は男性が79.19歳、女性が85.99歳。新聞やニュースなどでもよく言われていますが、女性は世界一の平均寿命を誇っています。
■ 生命表(死亡率は人口千人あたりの死亡者数)
年齢
|
男
|
女
|
死亡率
|
平均余命
(年)
|
死亡率
|
平均余命
(年)
|
0歳
|
2.74
|
79.19
|
2.44
|
85.99
|
5
|
0.13
|
74.48
|
0.10
|
81.27
|
10
|
0.09
|
69.52
|
0.06
|
76.30
|
15
|
0.18
|
64.56
|
0.12
|
71.33
|
20
|
0.53
|
59.66
|
0.26
|
66.39
|
25
|
0.60
|
54.82
|
0.29
|
61.48
|
30
|
0.70
|
49.99
|
0.36
|
56.57
|
35
|
0.91
|
45.17
|
0.49
|
51.68
|
40
|
1.40
|
40.40
|
0.71
|
46.82
|
45
|
2.12
|
35.72
|
1.12
|
42.01
|
50
|
3.31
|
31.15
|
1.71
|
37.27
|
|
年齢
|
男
|
女
|
死亡率
|
平均余命
(年)
|
死亡率
|
平均余命
(年)
|
55歳
|
5.42
|
26.73
|
2.52
|
33.62
|
60
|
8.38
|
22.54
|
3.53
|
28.06
|
65
|
12.59
|
18.56
|
5.12
|
23.59
|
70
|
19.60
|
14.80
|
8.41
|
19.25
|
75
|
33.46
|
11.40
|
14.78
|
15.16
|
80
|
57.54
|
8.50
|
27.25
|
11.42
|
85
|
95.41
|
6.16
|
54.32
|
8.20
|
90
|
155.71
|
4.40
|
103.02
|
5.72
|
95
|
229.46
|
3.19
|
171.55
|
3.98
|
100
|
315.87
|
2.34
|
262.34
|
2.75
|
105
|
1000.00
|
1.74
|
1000.00
|
1.96
|
|
<厚生労働省「平成19年簡易生命表」>